あの…まさかの最終回でしたね。正直来週もまだあると思い込んでいたので意外でした。おまけに第二シリーズの放映も決定していたみたいで嬉しいです。一応キリの良い形で終わったとはいえまだまだ中途半端な感じもありましたし。

最終回の内容は、面白いつまらない以上に、桐山零という人物の本質をついていくような話だったと思います。 今を描いてから回想を描くという形式は普通は逆なだけに興味深い。ちょうど島田さんの獅子王戦の流れが終わって、零くんや川本家の周りのことを描いて終わるという形としては、中々に上手い締め方でした。

まあこれも全部第二シリーズを想定した終わり方に見えないと言えば嘘になりますけどね。強引にでも持っていくというよりかは、とりあえず終わらせておいて次に繋げられる流れは残してるみたいな印象も受けます。

第二シリーズとなればまたバンプが新しく曲を提供するのか、それとも2クール目のOPEDのように他の歌手に曲を任せるのかは分かりませんが、個人的にファイターの嵌り方が素晴らしかっただけに、どこかでもう1曲くらいバンプに曲を作ってほしいというのが本音というか希望でもあります。


新学期編について

これを見て思うのは、零くんは結局自分の居場所を求めていたということなんでしょうか。他人に迷惑をかけないことばかりを考えて、声をかけることすらできない。新学期という友達を作るのには絶好のタイミングで早くも孤立してしまう。

まあ孤立って本人だけが悪いわけじゃなくて、勝手にできてるコミュニティに入りにくいのは自明だし、仕方ないと言えば仕方ない部分も大きいと思います。かく言う自分も新学期に早速友達をたくさん抱えていたかどうかと問われたら嘘になります。

そんな中でできた、将棋科学部という新しい零くんの居場所。今まで学校は周囲に出来るだけ触れられないように自分の時間を生きるだけの場所となっていましたが、これからは部活動を通して(全部で5人という少ない部員数ではあるものの)新しい人との関わりを広げていくことができます。

プロでやってきているとはいえ、自分の将棋の実力を求められる機会が殆どなかったことを考えると、今回初心者?の先生や科学部の部長さんに教えて欲しいと頼まれたことさえも零くんにとっては本当に嬉しかったことなのかもしれません。

今までの学校生活、友達が全くいなかった頃を見ているので、そう考えるとこの22話を通して零くんの成長も確かに感じられたなあと素直に思います。それも含めてのきりの良い締め方ってところなのだとは思いますが。


回想編、締め方について

なんといっても友達がいない。そして何故かめちゃくちゃ嫌われている。小学生の心理は結構単純で、友達がいない人を異端者としてお遊び感覚でいじめる傾向にあるし、零くんはそうなりかけている身なので、出来るだけ目立たないように生きていたいと願うわけです。

バスで隣になった子がクラスで中心になるような良く言えば元気のある子だったのが悲しいですね……。零くんとは正反対な性格なので、話すことはおろか自分の隣にすらいたくないと言われてしまう始末ですが、この時期の零くんからすれば隣に嫌々座るような人がいなくなって内心ホッとしています。

そんな中でようやく見つけた将棋という居場所。1対1でやらなければならない以上、必ず試合中は相手がいてくれて、盤上の上とはいえ語り合うことができます。自分を好きになってくれるかどうかはともかく、試合の結果と実力だけは嘘をつかない。まさに零くんにとっては最高の居場所をみつけていきます。

正直な話、最後の銀河鉄道?のくだりはよく理解できなかったのですが、将棋が強くなりたいという同じ志を持った人たちと出会い、そういう人たちと自分が影響されたり影響したりしあいながらお互いに高めていける、そういう関係の素晴らしさを説いているのかもしれません。

何はともあれ最後の最後でファイターを流すのは反則ですね……。ありがちな展開とはいえ鳥肌が立ちました。ファイターこそこの作品のために作られた楽曲という感じもあるし、おそらく原作者としてもかなり思い入れは深いのだと思います。自分もこの作品の曲だとファイターがやっぱり一番好きだったりします。





なんとか最終回まで1回1回感想として記事にすることができたので、第二シーズンが始まる頃にはまた同じように3月のライオンの感想を書いていきたいと思ってます。締め方が締め方なのでまだこの作品についてまとめるというのは難しいですけど、それも含めて今は第二シーズンに期待を寄せてみることにします。