昨日フラフラとネットサーフィンしてたら突然新曲が上がってきたことに気づいて急いで聞いたところ、まあ案の定泣きそうになるくらい気に入ってしまったので記事に起こすことにしました。いつもの如く作曲家とかアルバムとか書くつもりだったんですが確定してないのでとりあえずは保留で。多分藤原さんが作詞作曲はしてるんだろうなとは思います。


 

演奏風景をそのままビデオにしたかのようなMVです。前後のカットもすることなくありのままを入れてくるし、そこでの会話の数々が刺さってくるようで素晴らしい。編集の凝ったMVが目立つ中での、これもひとつの原点回帰みたいなものですよね。


今日からちょうど各所のデジタル配信が始まったみたいで、そう考えるとちょうどデジタル配信される前にMVが公開されたということになります。でもこの曲ってなんとなくMVでだけじゃなくて音源で聞きたいよね分かる……。

後自分は無知だったのですが、曲自体は2月くらいには聞けたみたいです。どこで配信されていたのかは分かりませんが。

何がどう凄いかというのはとりあえず感じたままに書いていきたいと思うんですが、とにかく一言で表現するなら、今までのバンプの集大成にして新しいスタートラインに相応しい、って感じでしょうか。「リボン」という曲名に代表されるように、今まで自分たちを結んできたものを音楽に乗せて表現するわけです。

「リボン」というタイトルですが、結ぶものを表現するだけなら極論「ひも」でもいいんですけど、あえてリボンという綺麗な結び方をタイトルにしているのは、例えばプレゼントにリボンを結ぶように、贈り物とか感謝とかそういう気持ちが少なからずあるのかもしれません。まあそういうものを全部ひっくるめて「リボン」と言われるからこそ、聞いている身としても何かしら感慨深いものがどんどん生まれてきてしまうわけですが。

それにしても意味不明なくらいかっこいいですね……。最近は低音でまとめる曲が増えてきてこの曲も例外ではないのですが、そして特別疾走感があるわけでもないのにこのかっこよさ。藤原さんの歌い方や曲作り、そしてバンドメンバーによるEDMなどの流行から離れた昔を感じさせるような編曲がそれを顕著なまでにしています。


昔の曲の歌詞を混ぜて作られる20年間の集大成

多くの方が指摘されている部分だとは思いますが、リボンの歌詞には昔のバンプの曲の歌詞が散りばめられています。「嵐の中(ファイター)」「ガラス玉(カルマ)」などに代表されるように、詳しいことはおそらく他にまとめてくれている人がいるかとは思いますが、とにかく希望や出会いを象徴するような曲の歌詞が使われていることが多いなあと感じました。

まあバンプの曲って基本的にそうなんですけど、出会い、弱さ(強さ)、助け合い、感謝、みたいな意味合いが含まれていることが多くて、ガツンと頭に響いてくるというよりかは、そっと背中を押してくれるような優しさを感じる曲が多いです。だからこそ、こういう昔の曲の歌詞を散りばめるという演出にはそういう意味も込められています。

MVの冒頭にもあるように、藤原さんやバンドメンバーひとりひとりにそれぞれへの感謝の気持ちがあって、そして今まで20年間バンドを続けてこれたことへのファンのみんなへの感謝がある。リボンの歌詞を借りると、この全部が「出会って生まれた光追いかけて」なんですよね。

細かく歌詞を読み解いていくと忙しいので省きますが、リボンという歌のテーマがひとつあって、そこに昔の曲の歌詞をどんどん結んでいくイメージですかね。そしてその中でリボンという形で今までの色々とバンドメンバーとファンのみんなを結んでいく。

嵐の中をここまできた彼らなわけなんですが、これからも嵐の中をどこまでも行くわけです。この最後の最後の歌詞からは「まだまだ応援してほしい」という気持ちと、「これからも一緒に続けていきたい」みたいなバンドメンバーを引っ張っていきたいような気持ちがある。20年という節目に、バンド活動の中で得てきたものとこれからをふんだんに詰め込んできている。

あと、ギターのコードのこととかはよく分からないんですけど、探せば多分似たような進行が過去の曲から見つかりそうでワクワクしてます。おいそれと見つかるようなもんじゃないと思いますけど。


音について

「アリア」「アンサー」とアルバムの曲以外だとこの2つがあるわけですが、とにかく流行に乗るかのようなバンプの新しい挑戦が感じられる曲でした。最近CMソングとして知名度を上げている「GO」も同じように明るい電子サウンドを用いていますし、最近のバンプの路線としてはこの手のが目立っています。

しかしリボンは、先程も書きましたが以前の音を意識させるような作りになっている。例えばハローワールドみたいな曲が最近なかったわけじゃないんですけど、おそらくリボンに込められた編曲は方向性が違うというか、明確に昔から今までの時間を意識されて作られているように思うんですよね。

もしかしたらメンバー全員がそう感じてるのかもしれないし、自分の思い込みかもしれない。それでもリボンが届けてくれる音ってやっぱりそういうものなんだと思います。「結ぶ」ということをテーマに聞いてみるだけで見えてくるものが増えて面白い。

メインのメロディについては、これも冒頭に書いたように低音でまとめてきてはいるんですが、サビの高音が自然に入ってくる程度には馴染んでいます。まあ聞いててこの音は違うなって感じる曲なんて殆どないんですけど、バンプの低音はその中でも特にスッと頭に抜けていくというか、聞いていて心地よいまとまり方になっているんですよね。

個人的には終盤の「嵐の中を~」から始まるパートが死ぬほど好きです。後半になるにつれてアレンジがかかっていくところも、最後に高めの音で締めるところも全部が好き。