というわけでナナシスの武道館ライブに行ってきました。武道館ライブで発表された通り、4th目もリアルライブの存在が確定してしまったので、武道館は正直どういう立ち位置なのかよく分からない部分もありますが、おそらくこの武道館という箱の大きさや価値についてはライブの中でも反映されていたんじゃないかと思います。

ちなみに最速先行ながらかなーり高い(遠い)席だったのですが、真ん中のステージは特に遠いとは感じなかったし、会場全体を包み込むペンライトの景色を見ることができたという意味では悪い席ではなかったような気がしますね。この点は武道館の後ろの方の席はメリットがあるので優秀だと思います。席が狭いし高いのでめちゃくちゃ怖いんですが。近くに落ちそうになってる人(落ちてる人)も見かけたので、高まりすぎても行動には注意しないといけなさそうですね……。

以下セットリストを垂れ流しながら感想をつけたしていきます。


1.僕らは青空になる
2.KILL☆ER☆TUNE☆R
3.Cocoro Magical

MC(777☆SISTERS)

何か仕掛けてくるなら最初と最後だろうなと思っていましたが、案の定最初から仕掛けてくれましたね……。中盤はどうしてもユニット曲の繋ぎになってしまうので、777の良さを出すとしたら最初と最後なんですが、夏という季節、そして開始直後の台詞に繋げる形で最初の曲がコレだったのは純粋に素晴らしかったです。

キラチュナは今回もまた進化していて、前回のコール&レスポンスに加えて、それに777のメンバーがありがとうという言葉で答えてくれる形になっていました。ライブを経るごとに曲の厚みが増していくというか。アプリ内でも777ノーツということで割と特別な立ち位置の曲だと思うんですけど、その期待を裏切らないように曲の中身も上手く成長させてくれています。


4.YELLOW
5.タンポポ
MC(Le☆S☆Ca)
6.ひまわりのストーリー


今回ライブでイメージされてたのはレスカの光の部分だったのかなと。全体的に黄色い印象の曲でまとめてきてくれて、ストーリー性を意識したような作りになっていました。イエローを入れる以上どうしても黄色いイメージの方がまとめやすいのはあると思いますね。新曲の内容もあるし。ひまわりのストーリーは前2つに比べると若干儚いような印象は受けるんですけれども。

まあ結果として個人的にナナシスでも1,2を争うレベルで好きなトワイライトが聞けなかったわけなんですが。それにしてもイエローの跳ぶよ!!の部分は何度聞いても大好きですね……。


7.星屑☆シーカー
8.プレシャス・セトラ
9.14歳のサマーソーダ
10.CHECK’MATE
MC(NI+CORA SiSH)

序盤から新曲ぶち込んでくるとは思わなかったのでびっくりしました。自分はこの中だと星屑シーカーが大好きなんですけど、プレシャスセトラのレイニーを意識したような歌詞とか、全体的にストーリー性を意識したような歌詞がとても好きな新曲群です。


11.シトラスは片想い
MC(Ci+LUS)
12.アイコトバ


(中の人的にも)大人気で期待も大きかったであろうシトラスですが、MCも含めてその期待には十分に答えてくれましたね……。マコトのキャラ的に普段言わないような女性支配人に向けたメッセージまであって会場が喜びの叫びに包まれるなどなど。曲調もぴったりだし凄く良い曲を貰ったなあと改めて感じました。まあナナシスに悪い曲なんてひとつもないんですけど。


13.SHAKE!!~フリフリしちゃえ~
MC(はる☆ジカ(ちいさな))
14.Girls Talk!!
15.お願い☆My Boy
16.セカイのヒミツ
17.ラバ×ラバ
MC(WN4 サンボンリボン)


跳ねなかったのは時間の都合っぽいですが新曲はちゃんと聞けたので良かったです。はるジカ(本当は略してはいけない)の新曲の衣装が大好きというか、ほっぺたすりすりみたいなイラストが大好きなんですよね。

ユニット曲についてはまさにいつものと言ったような感じ。1週目の曲群が優秀なのでそのうちちゃんと(自分が会場にいる時に)やって欲しい感じはしますが。14と15が2週目なのに対して16と17は3週目だったりするので、支配人さんによっては泣きをみたりもしたのかな?自分としてはライブで聞くガールズトークは本当に最高なので、できるだけセットリストに入れてほしいなと思っているので大満足でした。


18.Fire and Rose
19.Clash!!!(サプライズ新曲)
MC(QoP)
20.TRIGGER


何故かアルバムで新曲を貰えてなかった……はずのQoPがちゃんと新曲を披露してくれました。最初は何が起こってるのかよく分からなくて、自分だけが知らない曲なのでは??予習不足かな??と思いましたがそんなことはありませんでしたね。当日の24時から配信始めてるし、準備も周到すぎて素晴らしい。ナナシスってこんなにフットワーク軽いコンテンツでしたっけ……。

相変わらず歌声が鬼のようにかっこいいのと、最初のマツリさんのドラムが印象的でした。他のメンバーはどのくらい楽器引いてるんでしょう?ライブ中は音が入らないようになってたりするのかな。
あと本当にどうでもいい話なんですけど、良い意味でバンドメイドに似ているような気がします。


21.またあした
22.スタートライン
23.FUNBARE☆RUNNER
24.STAY☆GOLD


今回のライブの全てが詰まった最後の4曲です。最初に僕らは青空になるを持ってきたこと、またあしたを採用していること、そしてそこからスタートラインに繋げるという、まさに新しいナナシスの幕開けを予感させるようなセットリストに大変感慨深い気持ちになりました。

ハルがまたあしたを歌って、その後ろにナナスタメンバーが立つ。またあしたはそれほど前向きな曲であるとは考えないとすると、ナナスタメンバーがハルを救って、再びスタートラインに立つというシナリオになっているように思えました。ただ正直ハルじゃない他のメンバーにも当てはまるようなストーリーではあるような気がしています。他のメンバーが同じような状況になった時、やはり同じように手を差し伸べていくようなシナリオが見えます。

ナナシスというコンテンツは続いていくんですけど、その中で何度か新しくスタートを迎えるような場面があるのかなと思います。武道館という箱の大きさを考えれば、今までのナナシス、そしてここまで歩いてきた先にある武道館以降のナナシスにひとつの区切りを設けて、そこで改めて歩き出すようなセットリストになっています。

(普段は終盤に持ってくることが多い?)僕らは青空になるを最初に持ってきたのも、キラチュナの純粋な進化もそうですが、ライブのセットリストを通すだけでも、ナナシスの成長、そして物語がちょっとずつ進んでいることが表現されているように見えます。

4thメモリアルではまたちょっと進んだナナシスを見せてくれるのか、それとも本当にメモリアルになるのかは分かりませんが、少なくともこの武道館というステージのまたあした→スタートラインという展開を通して、ナナシスの中で何かシナリオが進んだこと、ハルと777のメンバーが気持ちを新たにしてスタートラインに立ったということだけは間違いないんじゃないかなと。

コンテンツが大きくなっても、ナナスタメンバーがアイドルとして成長しても、時々スタートラインに戻ってきて自分を見つめ直す。意訳すれば、絶対に初心を忘れない、ナナシスというコンテンツの本質を大切にする気持ちだったり、ナナシスメンバーがアイドルになった時に考えていたことを思い出すこともそうなんですが、要するに変化する中でも変わらないものもあるということを表現するという意味でのスタートラインになっているように感じました。

ステイゴールドで締めてる点も凄く良いなと思っていて、この表現が適切かどうかは分かりませんが、スタグリに逃げなかったんですよね。ちゃんと777のストーリーとして武道館ライブをまとめてきてくれたというか。逆に考えればステイゴールドは終わりを表現するような曲ではなく夢を追いかけるような曲だから、この上なく前向きな最後になっています。


まとめ

よく分からない妄想のような感想のような文章になりましたが、正直今までよく分かっていなかったスタートラインという曲についてだとか、武道館というひとつの節目を通して魅せてくれたナナシスのストーリー展開には本当に脱帽でした。というかよく考えなくても肌で感じるだけで楽しめたライブなんじゃないかなと思います。むしろ言葉にできなくてもいいのかもしれません。

正直支配人さんの交友関係が大変狭いので分からないのですが、多分いろんな人が今回のライブについても、前回までのライブについても考察をしているかとは思うので、そういう人の意見に触れてみたいなとは時々思いますね。ちゃんと筋の通った世界観で考えていて楽しいし、考えれば考えるだけ味が出てくるような深みも兼ね備えてるので。